心地よさをつくり出す「コイルスプリング」をご存じですか
みなさんはソファを選ぶとき、どんなことを大切にしていますか?
デザイン、サイズ、値段、いろいろな要素がありますが、座り心地が大切なのは言うまでもありません。座り心地は、内部のクッション材と衝撃吸収剤のやわらかさと硬さのバランスから生まれます。近年主流となっているウレタンフォームは、大量生産でき、たしかに便利な素材です。でも本当に最上の座り心地をつくるには、コイルスプリングも欠かせません。適度な弾力があり、耐用性にもすぐれていて、なにより座っていて気持ちがいいのです。
五反田製作所のソファには、ほぼこのコイルスプリングを用いています。それぞれの張り地の特色を活かすように、仕上げにも工夫を凝らしています。座ってよし、眺めてよし、毎日の暮らしが楽しくなること間違いなしです。
あなたのための一脚がここにあります
これまでに数多くの椅子づくりに関わってきました。代表の宮本が椅子張り職人からスタートしたこともあり、クラシカルな椅子から最先端の技術や素材を用いた椅子、学生のアイデア、あの白洲次郎さんがデザインした椅子……。どんな椅子にも魅力があり、その魅力をかたちにするのが私たちの役割だと思っています。オリジナルで開発した椅子もあります。
一脚の椅子に、たくさんのアイデアや素材の力が宿っています。座ってこそ、その魅力はわかるもの。身体にフィットし、インテリアになじみ、生活のパートナーとなる一脚に、ぜひ出合ってください。
布を主役にすると、椅子に物語が生まれます
家具に、インテリアに、洋服に。布は、人びとの生活と密接な関わりを持ち続けてきました。ですが家具においては脇役であることが多く、その布を主役に考えてみようという永年の思いを込めたプロジェクトが、この「着る羽織る」です。きちんと仕立てたカバーリングのよさを、多くの人に知ってもらいたい。素敵な洋服を着ているかのように、単体の椅子にさらなる魅力が加わります。
もっともベーシックな椅子と言える「トーネットNo.14」をはじめ、名作と呼ぶにふさわしい椅子、五反田製作所オリジナルの「Mychair」、みなさんがずっと使い続けてきた椅子たちが、布をまとうことで表情が一変する面白さがそこにはあります。五反田製作所内に設置したプリンターで、記念の写真やお子さんの描いた絵などを印刷して、椅子に着せることもできます。遊び心と希望に満ちた「布をまとった椅子」を、ぜひ一緒につくりましょう。
家具のスペシャリストだからつくれるアイテムです
私たちはソファと椅子づくりのプロフェッショナルです。だからこそつくれる雑貨の数々を、ここではご紹介します。何百種類もの樹木を知っているからこそ生まれた鉛筆、テキスタイルの魅力を込めたぬいぐるみ、無垢の木の味わい深さをわかってもらうためにつくったティッシュボックス。ものづくりの面白さは家具も雑貨も同じです、そしてどちらも、心地よい生活をもたらすものだと信じています。
新しいことも、伝統的なことも、挑戦し続けています
代表の宮本茂紀が家具づくりに携わって約70年。これまでに、本当にたくさんの仕事をしてきました。
伝統的な椅子づくりはもちろんのこと、建築家やインテリアデザイナーのみなさんの独創的な家具デザインをかたちにしたり、企業や商店や個人のみなさんのリクエストに応じたり。どれも私たちにとっては大切で大事な仕事です。そのいくつかを、ぜひご覧ください。
製作年
2020年
サイズ
3人掛 2160×900×700(350)
2人掛 1480×900×700(350)
建築設計:鈴木 恂 + AMS